■食育・食養とは
(株)M&Rアーカイブは中医学を基に、日本の伝統食を調和合させる食養食育論を
提唱している。
「食育」は「知育」「徳育」「体育」に加え、もっとも必要だとされた教育分野
である。
★食育の定義。
●食べ物の命をいただく礼儀礼節がわかること。
●食べ物を選択できること。
●料理をする能力が備わること。
●味がわかる能力が備わること。
●食べ物の命を感じる能力が備わること。
●健康な身体と心の認識力が備わること。
●動植物の命の成り立ちがわかること。
★食養
●全体食を心がけること=一物全体食。
人が健康を維持するうえで必要な食物は、その食物自体完全なものであり、生命力に
あふれたものでなくてはならない。
例えば、大根なら根だけでなく葉っぱも利用する、等。
●その土地のものを食べること=身土不二。
地球上の生命(種)というものは、「環境の産物」である。人間は住む地域によって、
皮膚の色や顔かたち、体質が違っている。考え方の違いが生まれてきたのも、
環境(風土)が異なっていることが根源たる理由だと考えられいる。
自然と調和対応し、それぞれの風土の中で人間は生かされている。
「身土不二」とは、土地の気候、風土のもとでできた食物(命)によって人の身体は
生かされていることを基本とした考え方である。(一年中あるものではなく、
一定の季節にしかないものはその季節に食するという意味も含まれる。)
●陰性と陽性のものバランスよくとること。
●人間の精神にたいして、摂取する食物があたえる影響を知ること。
●動植物の生命の成り立ちを理解できること。